「西洋医学的な風邪」
病気のなかでも、誰でもかかる超代表格が「風邪」ですよね。
風邪を例に、東洋医学と西洋医学の病気の捉え方や治し方の違いを考えてみましょうか。
いまでこそわりと知られてるかと思いますけど、南極にいると風邪をひかないということです。
寒いからむっちゃひきそうやのに。
風邪をひとことで言うと、ウイルスに感染することによって引き起こされる
でも南極には風邪のウイルスがいない。だから風邪もない。
風邪症状を引き起こすウイルスは、なんと200種類!
ついでに言っておくと、インフルエンザは風邪ではなくて、インフルエンザウイルスによる病気、流行性感冒です。
こちらは肺炎なども引き起こすウイルスです。
風邪症状を引き起こすうちのひとつがコロナウイルス。
風邪引き全体の10~15%くらいがコロナウイルスによるものだとされています。
【治療方法】
ビタミンCも風邪に効くと言われることが多いけど、結論的には効かないとされている。
効くという論文も、効かないという論文もありますけど、最近よく行なわれる「メタアナリシス」、
つまり複数の論文を総合して検討することをやると、ほぼ効かないという結論になるらしい。
風邪のウイルスに直接的に作用するお薬というのはないんですよね。
症状を緩和するものはけっこうあって、咳や喉の痛みを抑えるとかはできる。
だけどウイルスそのものに効いてるわけではないし、症状のある期間を短くすることはできない。
どうして風邪の薬が開発されてなかったかというと、普通の風邪って、ほうっておいても4~5日で治るからという理由が大きい。
コメント